Wolfram|Alphaは,一次,二次,三次の導関数,任意の点における微分係数,および偏導関数を解くのに適した計算機です.導関数とは何か,そしてWolfram|Alphaがどのように導関数を計算するのかについてご覧ください.
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Wolfram|Alpha を使って導関数を解く
単にオンラインで導関数を解くだけではありません

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入力のヒント
平易な言葉でクエリを入力してください.あいまいな表現を避けるために,必要な箇所には必ずカッコを付けてください.以下は導関数についてのクエリの例です.
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導関数とは
導関数は微積分において重要なツールであり,変数の一つについて関数の微小の変化を表します.
関数 f x がある場合,x について f の導関数を記述する方法はたくさんあります.最も一般的なものは d fd x および f'x です.導関数を n 回繰り返して求める場合,dn fdxn あるいは fnx という表記が使われます.これらは高次導関数と呼ばれます.二次導関数には f''x がよく使われます.
点 x = a では,導関数は f'a = limh0f a + h - f hh と定義されます.この極限は存在するとは限りませんが,存在するならば f x は x = a において微分可能と言われます.幾何学的に言うと,f'a は x = a における f x の接線の傾きです.
例えば f x = x3 ならば,f'x = limh0h+x3-x3h = 3x2 であり, f''x を計算すると以下のようになります.f''x: f''x = limh03x+h2-3 x2h = 6x.
Wolfram|Alphaはどのように導関数を計算するのか
Wolfram|Alphaは,標準的な微積分の教科書に載っているよりもずっと大きい恒等式の表を使う,Mathematica のD 関数を呼び出します.これは微分の線形性,積の法則,ベキの法則,連鎖の法則等,よく知られた規則を使います.また,D 関数は多様な特殊関数の導関数を計算するために,あまり知られていない規則も使います.高次導関数の場合は,一般的なライプニッツの法則のような規則を使った方が計算が速くなります.